能・修羅の道

2025年6月7日土曜日

9月28日(日) 『三輪』のご案内

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九月の緑泉会で『三輪』を舞います。 平成十年に舞って以来、二十七年ぶり二回目となります。神話の世界を描いて人気の曲にもかかわらず、長い間再演をしなかったのは、この曲の「わからなさ」にあります。前段の渋さから一転しての、後段の燦びやかさ。この対照が今ひとつ理解できずに、再演候補に上...
2025年3月27日木曜日

『玄象』ご案内

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五月の九皐会例会で『玄象【げんじょう】』を致します。 玄象というのは中国伝来の琵琶の名器の名前です。 前段では汐汲みの老人となり、 須磨の浦の夕暮れに景色を愛でつつ汐汲みをしたり、 宿を貸した藤原師長【もろなが】から請われて琵琶を奏でたりと、 しどころも多く、 後段では玄象の持...
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2025年1月29日水曜日

『淡路』ご案内

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  二月二十三日(日)九皐会若竹能での『淡路』を 致します。 昨年二月に九皐会定例会で『高砂』を致しましたが、その時に神舞を舞う曲を今のうちにもう一回やっておきたいと思いました。神舞は最高速のお囃子の演奏に乗せての舞となりますが、世界を構成しているエネルギーの躍動を表現しているよ...
2024年7月19日金曜日

「芭蕉」ご案内

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  九月二十九日(日)に緑泉会例会で『芭蕉』を致します。 この曲は世阿弥の娘婿である金春禅竹の作品で、幽玄の能の極致にある一曲と言ってよいと思います。 禅竹は、世阿弥の幽玄の世界を最も高い位に押し上げた人です。都で活躍する音阿弥に対し、奈良で能の真価を極めようとしていた禅竹が、「...
2023年10月27日金曜日

『遊行柳』のご案内

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  ご挨拶 酷暑一転して秋の風の身に沁む頃となりました 皆様にはご健勝でお過しのことと存じます 今年最後の能は、師走も半ば十二月十七日(日)の緑泉会での『遊行柳』となります。十月の『實盛』に続き、ワキに遊行上人を配する大曲です。 この曲は、世阿弥の甥にあたる観世小次郎信光の作品で...
2023年9月3日日曜日

能「實盛(さねもり)」のご案内

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10月8日(日) 12時30分開演  於 矢来能楽堂    九皐会十月例会 で『實盛(さねもり)』を致します。  日中はまだまだ暑さ厳しいものの、朝夕に秋の気配を感じる今日この頃、皆様もご健勝にお過しのことと存じます。 四月の三度目の道成寺も無事に終え、お蔭様でこれまでの稽古の...
2023年2月11日土曜日

能「道成寺」のご案内

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  六十五歳の誕生日に三回目の「道成寺」を致します 還暦の年に「卒都婆小町」を舞ってから、早や五年が過ぎてしまいました。コロナによる停滞もありましたが、そろそろその間の稽古の成果を試してみたいと思い、自身の会を企画しました。 「今さら何故道成寺」というお声も頂戴していますが、この...
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自己紹介

中所 宜夫(ナカショ ノブオ) 能楽師観世流シテ方
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