2021年7月12日月曜日

能装束展のご案内

 岐阜市歴史博物館での「用の美」展をご案内します。

この展覧会は江戸時代の能装束展を研究、復原している山口能装束展研究所の企画・監修による展覧会です。


江戸時代の能装束展といってもピンと来ない方も多いと思いますが、その美しさ、品格の高さは素晴しいものです。

この能装束展を見ると、江戸時代の武士に対する認識が変わります。こんなものを産み出した人々の美意識を想像してみて下さい。そこには高い倫理観と教養を窺い知ることが出来ます。また個人の意識というものをほとんど感じません。先人の積み重ねてきた技術や意匠に、新たな工夫を加えて、今までにない作品を創作したのだとは思いますが、そこに所謂個人の恣意というものを感じないのです。


チラシ裏面にご案内のように、会期中様々な催しも予定されています。私も子ども向けワークショップと、装束付けの実際をお見せするワークショップを致しますが、何と言っても、この能装束展復原を手掛けた山口憲さんとその後を継ぐ朋子さんのお話しを聞いて下さい。ただ見るだけでも素晴しいのですが、やはり解説を聞いてから見るのとでは雲泥の差があります。


なお、この展覧会について朝日新聞系のフリーペーパーMEGの取材を受けました。昨日発行で中部地区の朝日新聞とともに届けられたと思いますが、ネットでも見られますので、是非お読み下さい。このファイルの10ページです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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